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ホキ美術館・ナチュラルシーム [建築全般]

こんばんは、すぎやまえいちです。

金曜日、日本建築家協会主催、東京ガス協賛のアーバントリップへ参加してきました。
建築を、その設計をした設計者に話を聞きながら見て回るという企画です。
今回は日建設計のホキ美術館と遠藤政樹さんのナチュラルシーム、そして小泉雅生さんの千葉市美浜区公民館でした。
仕事の関係で、最後までいけませんでしたが、十分に堪能できました。
ホキ美術館
千葉県の土気にあるほきさんの個人で収集されている写実がが収蔵展示されている美術館です。
日建設計の山梨知彦さんの設計で、昨年の日本建築家協会の建築大賞を受賞しています。
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展示に必要なスペースを5つの回廊でつくっており、その回廊が地下と地上で曲線を作りながら重なり合った建築です。

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自然光の入り方なども計算されており、最新のCADとBIMによる組織設計ならではの設計手法ですすめられた設計手順も注目にあたいすると思います。

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上に載る鉄骨造の部分は厚さ6ミリの鉄板で組まれています。
下のボックスとは数カ所の柱でのみ持っており、隙間から中庭も緑が見えるのが確認できます。
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ランダムに入ったこの誘発目地もデザインされています。
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ここまで作り込まれ、その作り込みがあまり表に出ずにシンプルにまとめられているのは非常にクオリティーの高い建築であると思います。
脱帽のできです。
内部で展示されている建物も十分に楽しめる絵画ばかりでした。
一般の方でも楽しめると思いますので、ぜひ一度行ってみてもらいたいです。

ナチュラルシーム
鉄骨造のケーススタディーハウスのような住宅です。
住宅として設計されていますが、設計段階に変更をし、実際はギャラリーとして使われているそうです。
明治鋼業という建築建材の中でも鉄を利用した建材をつくられている会社が遠藤さんと鉄を使った住宅をつくれないかとプロトタイプを作り始めたのがスタートとなったそうです。
エントランス
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黒で統一され、非常に落ち着いた空間です。
黒が森の緑の中にはえ、外からではこの建物の先進的な試みはあまりわかりません。

しかし、空間を組み立てるシステムは非常に検討されており、その組み立てシステムは特許も取っているそうです。
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地上階は大きなワンルームで引き戸で間仕切れるようになっています。
地下階に水廻りと個室が一つ、さらに下に倉庫があります。
斜面を利用しているため、地下階も地中に埋まっているわけではありません。
DSC_0611.JPG

公開されている期間は限られているようですが、一見の価値がある建物です。
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