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街について [想うこと]

こんにちは、スタジオエイチのすぎやまえいちです。

建築の仕事をしていると、建物単体だけではなく、街や街並みについても考えることが多々あります。
先日、久しぶりに歩いた麻布十番で思うことがあり、そのあたりを文章でまとめてみようと思います。
言いたいことが伝わるか、うまくまとまるかわかりませんが・・・。

街はたくさんあります。
同じように見えて、全く違う街。
街はその背景にある歴史や成り立ちから様々な表情を持っています。

近代、街は都市計画を元につくられています。
しかし、それ以前からある街はそのルールにのらずに独自の道でできあがっているところもあります。

以前、大学の授業で都市計画の横内先生が話していた内容ですが。
「都市計画の世界では、田園都市が発表されて以来、それを超える都市計画は発表されていない。つまり、この100年でよりより都市計画がでてきていない。」と。

今、僕らが住んでいる街はどんな経緯から成り立っているのか。
そんなことを考えました。
麻布は僕が行くようになったのがすでにヒルズなのができた後の開発が終わった頃になるのでそこまで変化があったわけではありませんが、それでも小さなお店などがなくなっていたりと変化を感じました。
あの街の昔を知っていたら、もっと感慨深く街を見てしまったのだろうなと。

僕が住む南千住8丁目という場所は昔は陸の孤島と言われていた場所です。
また、20年くらい前までは木造住宅密集地でした。
それを東京都の再開発事業としての都市開発が始まり、今ではマンション街です。
この街に関してだけは思うことがありすぎて、あまり考えないようにしていますが(笑)

話はちょっと変わりますが、日本には富士見坂という坂がたくさんあります。
これは、江戸時代にはその当たりから富士山が見えたためについた地名であることが多いです。
しかし、近年の高層のマンションなどの建設で富士見坂から富士山が見えなくなることが増えているようです。
いっそのこと、富士見坂から富士山が見えなくなるような建物は建ててはいけない!という都市計画の決まりでも作ってみたらどうですかね。
景観保護を名目に。
難しいですかね。
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