名古屋旅行記2日目その1

こんにちは、スタジオエイチのすぎやまえいちです。

名古屋二日目。
朝から豊田市へ移動しました。
豊田市へは豊田市美術館と豊田生涯学習センターを見に行きました。
まずは豊田市美術館を。


豊田市美術館は谷口吉生さんの作品です。
谷口さんは多くの美術館を手がけており、NYのMOMAなどもやられています。
非常にダイナミックだけど、細かい部分まで手の届いている作品を多く設計されています。
東京ですと葛西臨海水族館や上野の法隆寺宝物館などの設計もされています。

豊田市美術館はすごいきれい。
外観は緑のスレートがつかわれています。


外構の細かい部分まで気をつかっており、駐車場の細部まで納まりがきれいです。


緑のスレートの奥には白いガラスの躯体がきれいに見えます。


内部も一部の作品をはぶき、撮影ができます。
共有部はガラスできれいな空間です。


展示空間も落ち着いた色合いと照明計画がなされています。


展示空間ごとに内部がうまくコントロールされています。


今回は外部でも展示が行われていました。


途中の休憩スペースは外部の空間をうまく取り入れています。


正面に配置されている池は視覚的な効果を期待してのものと思いますが、葛西と似た感じがありますね。
この池でも作品の一つとして霧を発生させて、境界を曖昧にさせる作品が展示されていました。



谷口作品はたまに目にしますが、ここまで時間をかけてじっくりと見たのも久しぶりです。
細部にまで行き届いた気遣い、全体としてのダイナミックな構成など、学ぶべき物が多い建物でした。